エントリーシートの趣味と特技書き方ガイド|基本から実践ポイントまでわかりやすく解説
エントリーシート(ES)の「趣味・特技」欄を前にして、「何を書けばいいのかわからない」「普通すぎてアピールにならない気がする」と悩む就活生は少なくありません。自己PRやガクチカほど文字数が多くない一方で、空欄にするのも不安になりやすい項目です。
結論からいうと、趣味・特技欄では珍しさだけが重要なわけではありません。珍しい趣味や個性的な特技は、伝え方次第で印象に残ることがあります。一方で、必ず珍しい題材を選ばなければならないわけではなく、採用担当者に伝わるように「何に関心を持ち、どのように取り組み、そこからどんな人柄や強みが見えるか」を整理することが大切です。
この記事では、エントリーシートの趣味・特技欄で見られるポイント、書く内容の選び方、文字数別テンプレート、例文、NG例、面接で深掘りされたときの答え方までわかりやすく解説します。趣味や特技が思いつかない人でも、日常の習慣から書ける内容を見つけられるように整理していきます。
目次
エントリーシートの趣味・特技欄で企業が見ていること
エントリーシートの趣味・特技欄は、単なる雑談用の項目ではありません。もちろん、志望動機やガクチカほど選考の中心になるとは限りませんが、この欄から「その人らしさ」や「仕事への向き合い方のヒント」が見られる傾向があります。
主に見られるポイントは、次の3つです。
| 見られるポイント | 企業が知りたいこと |
|---|---|
| 人柄 | どんなことに興味を持つ人か、どんな価値観があるか |
| 取り組み方 | 継続力、工夫、改善意識、集中力があるか |
| 企業・職種との相性 | 社風や仕事内容に合う要素があるか |
たとえば「ランニング」とだけ書くと、単なる運動習慣に見えます。しかし「週3回のランニングを2年間続け、体調管理と目標達成の習慣を身につけました」と書くと、継続力や自己管理力が伝わります。
趣味・特技そのものがすごいかどうかよりも、そこにあなたの行動や考え方が表れているかが重要です。

趣味と特技の違いを整理しよう
趣味と特技は似ていますが、ESで書くときは少し役割が異なります。
趣味は「好きで続けていること」、特技は「人より少し得意なこと」「自分なりに工夫してできること」と考えると整理しやすくなります。
| 項目 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 趣味 | 好きで続けている活動 | 読書、料理、映画鑑賞、ランニング、旅行 |
| 特技 | 得意なこと、周囲から評価されたこと | タイピング、暗算、整理整頓、初対面の人と話すこと |
「全国大会出場」「資格取得」のような実績がなければ特技といえない、というわけではありません。たとえば、以下のような内容も十分に特技として書けます。
- 予定を逆算してスケジュールを組むこと
- 人の顔と名前を覚えること
- 料理を冷蔵庫の食材から考えること
- 資料を見やすく整理すること
- 初対面の人にも自然に話しかけること
就活では「自分では当たり前にできること」が、他の人から見ると立派な強みになることがあります。特技が思いつかない場合は、友人や家族から「自分らしいところ」「よく頼まれること」を聞いてみるのも有効です。
エントリーシートに書く趣味・特技の選び方
趣味・特技欄で迷ったら、いきなり文章を書き始めるのではなく、候補を出してから選びましょう。参考記事でも、複数の趣味・特技をリストアップしたうえで、企業や職種に合うものを選ぶ考え方が紹介されています。
おすすめは、次の3ステップです。
1. まずは5個以上書き出す
最初から「就活で評価されそうか」で絞ると、かえって何も出てこなくなります。まずは、日常的にしていること、好きなこと、少し得意なことを幅広く書き出しましょう。
例として、次のようなものがあります。
- 読書
- 料理
- カフェ巡り
- 筋トレ
- ランニング
- 動画編集
- ゲーム
- 旅行計画
- 整理整頓
- タイピング
- 語学学習
- アルバイトでの接客
- サークルの会計管理
- 友人の相談に乗ること
この段階では、ありきたりでも問題ありません。大切なのは、あとから具体的なエピソードを添えられる候補を増やすことです。
2. 企業・職種との接点を考える
候補を出したら、志望企業や職種との接点を見ます。たとえば、営業職なら「人と話すこと」「フットワーク」「継続的な関係づくり」が伝わる趣味・特技が合いやすいでしょう。事務職やエンジニア職なら「正確性」「集中力」「効率化」「学習習慣」が伝わる内容も有効です。
ただし、無理に仕事と結びつけすぎる必要はありません。採用担当者は、趣味・特技欄だけで合否を決めるわけではなく、志望動機やガクチカ、面接での受け答えも含めて総合的に見ます。
「企業に合わせる」ことは大切ですが、「自分らしさがなくなるほど作り込む」必要はありません。
3. 面接で話せるものを残す
ESに書いた内容は、面接で深掘りされる可能性があります。したがって、見栄えだけで選ぶのではなく、質問されたときに自分の言葉で話せるものを選びましょう。
特に、次の質問に答えられるか確認しておくと安心です。
- なぜそれを始めたのか
- どのくらい続けているのか
- どんな工夫をしているのか
- そこから何を学んだのか
- 仕事にどう活かせそうか
この5つに答えられる趣味・特技なら、ESでも面接でも使いやすい内容になります。

趣味・特技欄の基本構成と書き方
趣味・特技欄は、文字数が少ない場合でも、ただ単語を並べるだけではもったいないです。基本構成は次の流れで考えましょう。
- 結論:趣味・特技は何か
- 具体:どのように取り組んでいるか
- 学び:そこから何を得たか
- 接続:仕事や企業でどう活かせるか
たとえば、料理を趣味にする場合は次のように整理できます。
| 構成 | 内容例 |
|---|---|
| 結論 | 私の趣味は料理です |
| 具体 | 週に数回、限られた食材で献立を考えています |
| 学び | 段取り力と工夫する力が身につきました |
| 接続 | 業務でも限られた条件の中で最適な方法を考えたいです |
完成文にすると、以下のようになります。
私の趣味は料理です。週に数回、冷蔵庫にある食材から献立を考え、短時間で作る工夫をしています。この経験から、限られた条件の中で段取りを考え、効率よく行動する力が身につきました。
このように、具体的な行動を一つ入れるだけで、読み手があなたの姿をイメージしやすくなります。
「すごい実績」より「伝わる具体性」が大切
趣味・特技欄では、必ずしも大会実績や資格が必要なわけではありません。むしろ、実績だけを書いても、あなたの考え方が伝わらなければ印象に残りにくいです。
たとえば、以下の2つを比べてみましょう。
| 書き方 | 印象 |
|---|---|
| 特技はタイピングです。 | 情報が少なく、人柄が見えにくい |
| 特技はタイピングです。大学のレポート作成で速さと正確さを意識し、友人の資料作成も手伝うようになりました。 | 具体的な場面があり、実用性が伝わる |
同じ「タイピング」でも、どんな場面で活かしているのかを書くことで、読み手に伝わる情報量が増えます。
文字数別テンプレート|50字・100字・200字
エントリーシートの趣味・特技欄は、企業によって記入欄の大きさが異なります。小さな欄にぎっしり書きすぎると読みにくくなるため、文字数に合わせて情報を調整しましょう。

50字前後のテンプレート
50字前後では、結論と具体的な一言に絞ります。
テンプレート
私の趣味は〇〇です。〇〇を通じて、△△する習慣が身につきました。
例文
私の趣味は読書です。月に3冊ほど読み、要点をメモする習慣があります。
私の特技は整理整頓です。物の配置を決め、効率よく作業できる環境を作れます。
100字前後のテンプレート
100字前後では、取り組み方や学びまで入れられます。
テンプレート
私の趣味・特技は〇〇です。□□を意識して続けた結果、△△が身につきました。この経験を通じて、□□の大切さを学びました。
例文
私の趣味はランニングです。週3回、距離とタイムを記録しながら続けています。小さな目標を積み重ねることで、継続力と体調管理の大切さを学びました。
私の特技は人の顔と名前を覚えることです。アルバイト先では、お客様の特徴や会話内容を意識して覚え、自然な接客につなげてきました。
200字前後のテンプレート
200字前後では、エピソードと仕事への接続まで書けます。
テンプレート
私の趣味・特技は〇〇です。始めたきっかけは□□で、現在は△△のように取り組んでいます。特に意識しているのは□□です。その結果、〇〇という力が身につきました。貴社でもこの経験を活かし、□□に貢献したいです。
例文
私の趣味は料理です。一人暮らしを始めたことをきっかけに、栄養と費用のバランスを考えて自炊を続けています。限られた食材を使い切るために、買い物前に献立を考え、調理の順番も工夫しています。この経験から、計画性と段取り力が身につきました。仕事でも限られた時間や条件の中で、優先順位を考えて行動したいです。
ESで「貴社」と書くのは、書き言葉として自然な表現です。面接で話すときは「御社」と言い換えるのが基本なので、ES用と面接用で表現を分けて準備しておきましょう。
趣味・特技がない人の見つけ方
「趣味も特技もありません」と書くのは避けたいところです。空欄や「特になし」は、採用担当者に人柄を知ってもらう機会を減らしてしまいます。
ただし、無理に華やかな趣味を作る必要はありません。日常の中にある行動を、少し視点を変えて言語化すれば、ESに書ける内容になります。
日常習慣から探す
趣味・特技は、特別な活動でなくても構いません。以下のような習慣も、書き方次第で人柄や強みにつながります。
| 日常の行動 | ESでの言い換え |
|---|---|
| 毎朝早く起きる | 時間管理、自己管理 |
| 掃除をこまめにする | 整理整頓、環境づくり |
| 家計簿をつける | 数字への意識、計画性 |
| 友人の相談に乗る | 傾聴力、信頼関係づくり |
| 旅行の計画を立てる | 情報収集力、段取り力 |
| 動画をよく見る | 情報収集、トレンド把握 |
たとえば、「掃除が好き」という内容も、次のように書けます。
私の特技は整理整頓です。勉強や作業に集中しやすい環境を作るため、物の置き場所を決め、定期的に見直しています。この習慣から、効率よく行動するための準備の大切さを学びました。
周囲から頼まれることを探す
自分では特技だと思っていなくても、周囲からよく頼まれることはありませんか。
- レポートの誤字チェックを頼まれる
- 旅行や飲み会の日程調整を任される
- パソコンやスマホの設定を聞かれる
- 初対面の人がいる場で会話をつなぐ
- 友人の悩み相談を受ける
こうした行動は、客観的に見て「得意なこと」である可能性があります。ESでは、周囲からの評価をそのまま書くよりも、「どんな行動をしているか」に落とし込むと自然です。
過去に続けた経験を振り返る
中学・高校・大学で続けた活動も候補になります。部活動、習い事、アルバイト、資格勉強、サークル活動などを振り返ってみましょう。
体育会や部活動の経験を使う場合は、専門用語を避け、初めて読む人にも伝わるように書くことが大切です。ガクチカと同じエピソードを使う場合でも、趣味・特技欄では「人柄」や「日常的な取り組み」を中心に書くと重複感を抑えられます。

伝えやすい趣味・特技の例
ここでは、ESで使いやすい趣味・特技をカテゴリ別に紹介します。ただし、「この趣味なら必ず評価される」というものではありません。大切なのは、志望企業や職種に合わせて、どのような強みを伝えるかです。
| カテゴリ | 趣味・特技の例 | 伝えやすい強み |
|---|---|---|
| 運動系 | ランニング、筋トレ、登山、球技 | 継続力、体力、目標達成力 |
| 文化系 | 読書、映画鑑賞、音楽、書道 | 感性、集中力、表現力 |
| 生活系 | 料理、掃除、節約、家計管理 | 計画性、段取り力、工夫 |
| 対人系 | 接客、相談に乗ること、イベント企画 | 傾聴力、調整力、コミュニケーション |
| スキル系 | タイピング、動画編集、語学、Excel | 実務適性、学習意欲、正確性 |
| 企画系 | 旅行計画、情報収集、SNS運用 | 情報収集力、企画力、改善力 |
職種別に見る選び方
職種によって、伝わりやすい強みは変わります。たとえば、同じ「読書」でも、営業職では「相手に合わせた会話の幅」、企画職では「情報収集力」、事務職では「要点整理力」として見せることができます。
| 志望職種 | 相性のよい見せ方 |
|---|---|
| 営業職 | 対人力、行動量、継続力が伝わる内容 |
| 事務職 | 正確性、段取り力、整理力が伝わる内容 |
| 企画職 | 情報収集力、発想力、改善意識が伝わる内容 |
| エンジニア職 | 学習習慣、論理性、粘り強さが伝わる内容 |
| 接客・販売職 | 傾聴力、観察力、相手に合わせる力が伝わる内容 |
「趣味と仕事が直接関係ないから書けない」と考える必要はありません。直接の関連がなくても、取り組み方から仕事に通じる姿勢を示せれば十分です。
趣味・特技欄で避けたいNG例
趣味・特技は基本的に自由ですが、ESでは避けたほうがよい内容もあります。採用担当者に不要な不安を与える可能性があるものは、別の表現に変えるか、他の候補を選びましょう。
ギャンブルや賭け事
パチンコ、競馬、競艇などのギャンブルは、趣味として事実であってもESでは避けるのが無難です。金銭管理やコンプライアンス面で余計な懸念を持たれる可能性があります。
宗教色が強いものや政治性の強い話題
参考記事では、ESで書かないほうがよい趣味・特技の例として「宗教を想像させるもの」が挙げられています。宗教色が強い内容は、趣味・特技欄では慎重に扱いましょう。
また、政治性の強い話題も価値観が強く出やすく、企業側が判断しにくい項目になりやすいため、ESの趣味・特技欄では無難な題材を選ぶほうが安全です。活動そのものを否定する意味ではありませんが、選考書類では伝えたい強みが誤解なく伝わる題材を優先しましょう。
犯罪や危険行為を連想させるもの
違法行為や危険行為を連想させる内容は避けましょう。冗談のつもりでも、ESでは文脈が伝わりにくく、印象を下げる可能性があります。
受け身すぎる表現
参考記事では、避けたほうがよい例として「寝ること」が挙げられています。「寝ること」や「何もしないこと」などは、書き方によっては採用側に受け身な印象を与える可能性があります。
もし睡眠や休息に関する内容を書きたい場合は、「体調管理」「生活リズムを整えること」といった表現に変え、日々どのように工夫しているのかまで説明しましょう。
専門的すぎて伝わらない内容
ゲーム、アニメ、アイドル、マニアックな収集などは、業界や企業によって評価が分かれます。IT、ゲーム、エンタメ業界などではプラスに働くこともありますが、専門用語だけで説明すると伝わりにくくなります。
たとえば、ゲームを特技として書くなら「ランキング上位」だけで終わらせず、分析、改善、チーム連携など、仕事にも通じる要素に言い換える必要があります。

例文でわかる趣味・特技の書き方
ここからは、ESで使いやすい例文を紹介します。丸写しではなく、自分の経験や志望職種に合わせて調整してください。
例文1:読書
私の趣味は読書です。月に3冊ほどビジネス書や小説を読み、印象に残った内容をノートにまとめています。内容を自分の言葉で整理することで、要点をつかむ力が身につきました。
ポイント 単に「本が好き」ではなく、読む頻度やメモの習慣を入れることで、継続性と整理力が伝わります。
例文2:ランニング
私の趣味はランニングです。週3回、距離とタイムを記録しながら走っています。最初は体力づくりが目的でしたが、現在は目標を設定して改善する習慣が身につき、学業やアルバイトにも前向きに取り組めるようになりました。
ポイント 運動系の趣味は、体力だけでなく、目標管理や継続力につなげるとES向きになります。
例文3:料理
私の趣味は料理です。限られた食材を使って献立を考えることが好きで、週に数回自炊をしています。買い物から調理までの段取りを考える中で、計画性と効率を意識する力が身につきました。
ポイント 生活習慣も、段取り力や工夫に結びつけるとアピールになります。
例文4:タイピング
私の特技はタイピングです。大学のレポート作成やゼミ資料の作成を通じて、速さだけでなく正確さも意識してきました。限られた時間で正確に作業する力を、事務作業や資料作成にも活かしたいです。
ポイント スキル系の特技は、実務との接続がしやすいです。数字で示せる場合は、入力速度や資格などを入れてもよいでしょう。
例文5:相談に乗ること
私の特技は、人の話を丁寧に聞くことです。友人から進路やアルバイトの相談を受けることが多く、相手の考えを整理しながら話を聞くようにしています。この経験から、相手の立場に立って考える姿勢を大切にしています。
ポイント 対人系の特技は、抽象的になりやすいため、どんな場面で発揮しているかを書くと説得力が増します。
例文6:動画編集
私の趣味は動画編集です。サークル活動の紹介動画を作成した際、見る人に伝わりやすい構成や字幕の入れ方を工夫しました。相手に伝わる表現を考える力を、情報発信や資料作成にも活かしたいです。
ポイント クリエイティブ系の趣味は、成果物だけでなく、工夫した点や相手目線を入れると伝わりやすくなります。
ガクチカ・自己PRと趣味特技欄の違い
ES全体でよくある失敗が、ガクチカ、自己PR、趣味・特技欄の内容がすべて同じになってしまうことです。もちろん、一貫性は大切ですが、同じエピソードを同じ切り口で繰り返すと、情報量が増えません。
それぞれの役割を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 主な目的 | 書く内容 |
|---|---|---|
| ガクチカ | 学生時代に力を入れた経験を伝える | 課題、行動、成果、学び |
| 自己PR | 自分の強みを企業に伝える | 強み、根拠、再現性 |
| 趣味・特技 | 人柄や関心、日常的な取り組みを伝える | 好きなこと、得意なこと、取り組み方 |
たとえば、部活動をガクチカに書いている場合、趣味・特技欄でも同じ部活動を書くことはできます。ただし、ガクチカでは「チームの課題解決」、趣味・特技欄では「継続的な練習習慣」や「体調管理」といった別の切り口にすると、ES全体の情報が豊かになります。
外資就活ドットコムのガクチカ記事でも、経験を「状況設定、課題発見、解決行動、成果、学び・再現性」に分けて整理する考え方が紹介されています。趣味・特技欄ではこのすべてを書く必要はありませんが、面接で聞かれたときのために、自分の経験を構造化しておくと答えやすくなります。

面接で趣味・特技を深掘りされたときの答え方
趣味・特技欄に書いた内容は、面接で話題になることがあります。参考記事でも、ESに書いた内容をもとに深掘りされる可能性や、理由・エピソードを用意しておくことの重要性が紹介されています。
よくある質問は次の通りです。
- その趣味を始めたきっかけは何ですか?
- どのくらい続けていますか?
- その特技を仕事でどう活かせると思いますか?
- 最近、その趣味で印象に残っていることはありますか?
- そこから学んだことは何ですか?
答えるときは、ESの文章をそのまま暗記して読む必要はありません。むしろ、会話として自然に話せるように準備しておきましょう。
面接回答の型
面接では、次の型で答えると簡潔にまとまります。
- 結論:趣味・特技を一言で伝える
- 具体:取り組み方やエピソードを話す
- 学び:得たことを伝える
- 接続:仕事に活かせる点を補足する
回答例
私の趣味はランニングです。週に3回ほど走っており、距離とタイムを記録しています。最初は体力づくりが目的でしたが、少しずつ目標を更新する楽しさを感じるようになりました。この経験から、小さな改善を継続する大切さを学びました。仕事でも、日々の振り返りを大切にして成長していきたいです。
回答は、最初から一から十まで説明しすぎず、結論と要点を簡潔に伝えることを意識しましょう。参考記事でも、面接練習では制限時間を設けて話す練習が紹介されています。趣味・特技についても、まずは短く話し、面接官から追加質問があれば詳しいエピソードを補足できるようにしておくと安心です。
ESでは「貴社」、面接では「御社」
文章で提出するESでは「貴社」、面接や電話など話し言葉では「御社」を使うのが一般的です。趣味・特技欄で仕事への接続を書く場合、ESでは「貴社でも活かしたい」と書き、面接では「御社でも活かしたい」と言い換えましょう。
ただし、敬語の正確さだけを気にしすぎる必要はありません。基本を押さえたうえで、内容が伝わることを優先しましょう。
編集部補足:生成AIを使う場合の注意点
このセクションは、参考記事に直接記載された内容ではなく、ES作成時の編集部補足です。趣味・特技欄の文章を整える際に生成AIを使う場合でも、最終的には自分の経験に合っているか、自分の言葉で説明できるかを必ず確認しましょう。
生成AIは、文章のたたき台や表現の整理には役立つ場合があります。一方で、経験していない内容や、自分では説明できない表現が混ざると、面接で深掘りされたときに一貫性が崩れる可能性があります。
使う場合は、以下のような補助的な用途にとどめるのが無難です。
- 趣味・特技の候補を広げる
- 50字、100字、200字に短くする
- 表現が硬すぎないか確認する
- 誤字脱字を確認する
- 面接で聞かれそうな質問を出す
最終的には、自分が本当に経験したこと、自分の言葉で説明できることに直してください。ESは文章のうまさだけでなく、面接まで含めた一貫性が大切です。

提出前のチェックリスト
趣味・特技欄を書き終えたら、提出前に以下を確認しましょう。
- 趣味・特技が一目でわかるか
- 具体的な取り組み方が入っているか
- 自分の人柄や強みが伝わるか
- 志望企業や職種と大きくずれていないか
- 面接で質問されても答えられるか
- 嘘や誇張がないか
- ギャンブル、宗教色の強い話題、危険行為など不要なリスクがないか
- 政治性の強い話題を扱う場合、誤解を招きにくい表現になっているか
- 専門用語が多すぎないか
- ESでは「貴社」、面接では「御社」と使い分けられるか
- 他の設問と内容が重複しすぎていないか
特に大切なのは、「面接で話せるか」です。ESでは立派に見えても、質問されたときに説明できない内容は避けましょう。逆に、派手な実績がなくても、自分の言葉で具体的に話せる内容なら十分に魅力が伝わります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 趣味と特技は両方書く必要がありますか?
必ず両方を書く必要はありません。参考記事では、記入欄が「趣味・特技」となっている場合でも、どちらか一方のみでよいとされています。ただし、空欄にするよりは、趣味か特技のどちらかを選び、取り組み方まで書くのがおすすめです。
Q2. ありきたりな趣味でも大丈夫ですか?
大丈夫です。読書、料理、ランニング、映画鑑賞などは多くの学生が書くテーマですが、具体的な取り組み方や学びを書けば差別化できます。重要なのは、珍しさだけではなく、あなたらしいエピソードがあるかどうかです。個性的な題材は印象に残ることもありますが、無理に珍しい内容を探す必要はありません。
Q3. ゲームやアニメを趣味に書いてもよいですか?
業界や書き方によります。ゲーム業界、IT業界、エンタメ業界などでは関心の高さとして伝わる可能性があります。一方で、企業によっては受け身な印象を持たれることもあります。書く場合は、分析力、継続力、チーム連携、創作活動など、仕事にも通じる要素を具体的に説明しましょう。
Q4. 趣味・特技が本当に思いつかない場合はどうすればいいですか?
日常習慣から探しましょう。掃除、家計管理、早起き、スケジュール管理、友人の相談に乗ることなども、書き方次第で特技になります。自分では普通だと思っていることほど、周囲から見ると強みになっている場合があります。
Q5. 面接で趣味について詳しく聞かれたら、どこまで話せばよいですか?
まずは結論、具体的な取り組み、学びの順で簡潔に答えましょう。面接官が興味を持って追加質問をした場合に、詳しいエピソードを話せるよう準備しておくと安心です。事前練習では、制限時間を設けて要点を話す練習をしておくと、回答が長くなりすぎるのを防ぎやすくなります。
まとめ
エントリーシートの趣味・特技欄は、珍しい経験や大きな実績だけを競う欄ではありません。個性的な題材が印象に残ることはありますが、それ以上に大切なのは、あなたの人柄、物事への取り組み方、仕事に通じる姿勢が伝わることです。
書く内容に迷ったら、まずは趣味・特技を5個以上書き出し、企業や職種との接点、面接で話せる具体性を基準に選びましょう。文章は「結論、具体、学び、仕事への接続」の流れで組み立てると、短い文字数でも伝わりやすくなります。
趣味や特技がないと感じる人も、日常の習慣や周囲から頼まれることを振り返れば、ESに書ける材料は見つかります。大切なのは、背伸びをして作り込むことではなく、自分の経験を読み手に伝わる形へ整理することです。
目次
著者プロフィール
株式会社ガクシーのガクシーインターン編集部です。インターンや就活に関わる情報を発信しています。
