2026.06.21

エントリーシートの例文集|自己PR・志望動機・ガクチカの書き方とNG例を設問別に解説

ガクシーインターン 編集部
ガクシーインターン 編集部

エントリーシートを書こうとしても、「何から書けばいいかわからない」「例文を見ても自分の経験に置き換えられない」と悩む人は多いのではないでしょうか。特に、自己PR・志望動機・ガクチカは多くの企業で問われるため、早めに書き方の考え方を理解しておくことが大切です。

エントリーシートは、きれいな文章を書くためだけの書類ではありません。企業が知りたいのは、あなたがどんな経験をし、何を考え、入社後にどのように活躍できそうかという点です。つまり、例文を丸写しするのではなく、文章の組み立て方を理解して自分の経験に落とし込む必要があります。

この記事では、エントリーシートの基本的な考え方から、自己PR・志望動機・ガクチカ・趣味特技などの設問別例文、NG例、添削ポイントまでまとめて解説します。はじめてESを書く人でも、自分の言葉で説得力のある文章を作れるように、実践しやすい形で紹介します。

目次

エントリーシートとは?企業が見ているポイント

エントリーシートとは、企業の選考で提出する応募書類のひとつです。履歴書が氏名・学歴・資格などの基本情報を中心に記載する書類であるのに対し、エントリーシートでは志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたこと、将来やりたいことなどを通じて、応募者の考え方や適性が見られます。

企業がエントリーシートで確認することが多いポイントは、次の通りです。

見られるポイント企業が知りたいこと
経験どのような環境で、何に取り組んできたか
行動課題に対してどのように考え、動いたか
強み入社後にも再現できる能力があるか
志望度なぜその企業・職種を選んだのか
文章力相手にわかりやすく伝える力があるか
適性企業の求める人物像と合っているか

エントリーシートで大切なのは、実績の大きさだけではありません。たとえば、全国大会優勝や起業経験のような目立つ実績がなくても、課題に向き合ったプロセスや工夫を具体的に伝えられれば、自分らしさを示す材料になります。

趣味・特技欄に関する参考記事でも、趣味や特技そのものの珍しさだけでなく、取り組み方や具体的なエピソード、入社後の貢献可能性につなげる考え方が紹介されていました。趣味・特技欄を書く場合も、単なる人柄紹介で終わらせず、「どのように取り組んできたか」まで伝えると読み手に伝わりやすくなります。

エントリーシート-例文-企業が見ているポイント-評価項目

エントリーシートの例文を見る前に押さえたい基本構成

例文を読む前に、まずはエントリーシートの基本的な組み立て方を理解しましょう。型を知らないまま書くと、経験の説明だけで終わってしまったり、志望先との接続が弱くなったりします。

本記事では、作業用の整理として次の流れを使います。

  1. 伝えたい結論
  2. その結論を支える経験
  3. 直面した課題や状況
  4. 自分が取った行動
  5. 結果・学び・今後の活かし方

たとえば自己PRなら、「私の強みは〇〇です」と伝えたい内容を先に示します。その後、強みが発揮された経験、課題に対して取った行動、成果、そして入社後にどう活かすかを続けると、読み手が内容を追いやすくなります。

ガクチカの場合は、外資就活ドットコムの記事で紹介されていたように、経験を構造化することが重要です。何をしたのか、どのような困難があったのか、なぜ取り組んだのか、どのような行動をしたのか、何を学んだのかを整理すると、文章に説得力が出ます。

ESでは、指定文字数や設問内容によって入れるべき要素が変わります。短い文字数ですべてを説明しようとすると、かえって要点がぼやけることがあります。まずは「この設問で一番伝えたいことは何か」を決め、必要な情報を選ぶようにしましょう。

エントリーシートでよく聞かれる設問一覧

エントリーシートには企業ごとの個性がありますが、よく聞かれる設問には一定の傾向があります。まずは、代表的な設問を押さえておきましょう。

設問見られやすいポイント
自己PR強み、再現性、仕事への活かし方
志望動機志望度、企業理解、価値観の一致
ガクチカ課題への向き合い方、行動、学び
長所・短所自己理解、改善姿勢
趣味・特技人柄、継続力、面接での話題性
就活の軸企業選びの一貫性
入社後にやりたいことキャリアの方向性、職種理解
困難を乗り越えた経験粘り強さ、課題への向き合い方

ワンキャリア編集部の月次ランキング記事では、2024年12月20日から2025年1月21日までの期間に公開・再掲された記事の中で、短所、自己PR、志望動機、逆質問、資格などの選考対策記事が上位に並んでいました。これは同媒体内の期間限定ランキングであり、就活市場全体の傾向として断定できるものではありませんが、ESや面接に関わるテーマが扱われていた事例として参考になります。

エントリーシート対策では、例文を暗記するのではなく、設問ごとに何を聞かれているのかを理解することが重要です。同じ経験でも、自己PRなら「強み」、ガクチカなら「行動プロセス」、志望動機なら「企業との接点」を中心に書く必要があります。

エントリーシート-例文-よく聞かれる設問一覧-自己PR

自己PRの書き方と例文

自己PRは、エントリーシートの中でもよく問われる設問です。企業は自己PRを通じて、応募者の強みが自社の仕事で活かせそうかを確認します。

自己PRを書くときは、次の流れを意識しましょう。

  1. 強みを一言で伝える
  2. 強みが発揮された具体的な経験を書く
  3. 課題や状況を説明する
  4. 自分が取った行動を書く
  5. 成果と学びを書く
  6. 入社後の活かし方につなげる

自己PR例文:継続力

私の強みは、目標に向けて地道に努力を継続できることです。大学では英語力向上を目標に、毎日30分のリスニングと週3回のオンライン英会話を1年間続けました。最初は会話中に言葉が詰まることが多く、学習の成果を感じられない時期もありましたが、苦手な表現をノートにまとめ、次回の会話で必ず使うように工夫しました。その結果、英語で自分の意見を落ち着いて伝えられるようになり、ゼミの留学生との共同発表でも進行役を任されました。入社後も、すぐに成果が出ない業務に対して粘り強く取り組み、着実に成長して貢献したいです。

自己PR例文:課題解決力

私の強みは、課題を整理し、改善策を実行できることです。飲食店のアルバイトでは、ピーク時に料理提供が遅れ、お客様を待たせてしまうことが課題でした。私は注文内容を確認すると、調理担当とホール担当の情報共有が遅れていることに気づきました。そこで、よく出るメニューを事前に共有する表を作り、ピーク前にスタッフ全員で確認する仕組みを提案しました。その結果、注文後の確認作業が減り、提供までの流れがスムーズになりました。この経験から、現場の課題を見つけて周囲を巻き込みながら改善する大切さを学びました。貴社でも、状況を冷静に見極め、チームの成果に貢献したいです。

自己PRで避けたい書き方

自己PRでよくある失敗は、強みを言い切っているのに根拠が弱いパターンです。

たとえば、「私の強みはコミュニケーション力です。誰とでも仲良くなれます」という文章だけでは、仕事で活かせる力としては伝わりにくくなります。コミュニケーション力を伝えたいなら、相手の課題を聞き出した経験、意見が違う人と合意形成した経験、チーム内の情報共有を改善した経験などに落とし込むとよいでしょう。

志望動機の書き方と例文

志望動機では、「なぜその企業なのか」を明確にする必要があります。どの企業にも当てはまる内容では、志望度が伝わりません。

志望動機を書くときは、次の3点を整理しましょう。

  • 自分が大切にしている価値観
  • その企業に惹かれた理由
  • 入社後に実現したいこと

志望動機は、企業研究と自己分析をつなげる設問です。企業の事業内容を説明するだけではなく、自分の経験や価値観と結びつけて書くことが大切です。

志望動機例文:IT企業

私が貴社を志望する理由は、テクノロジーを通じて企業の業務改善を支援し、働く人の可能性を広げたいと考えているからです。大学のゼミで地域企業の業務効率化について調査した際、日々の手作業に多くの時間が使われ、本来注力すべき企画や顧客対応に時間を割けない現場があることを知りました。その経験から、ITは単に便利な仕組みではなく、人がより価値の高い仕事に向き合うための基盤だと感じました。貴社は幅広い業界に対して課題に合わせたシステム提案を行っており、顧客の業務理解を重視している点に魅力を感じています。入社後は、相手の課題を丁寧に把握し、実用性の高い提案ができる人材を目指したいです。

志望動機例文:メーカー

私が貴社を志望する理由は、生活者の身近な課題を製品開発によって解決する姿勢に魅力を感じたからです。私は大学で消費者行動を学ぶ中で、商品は機能だけでなく、使う人の不安や不便をどれだけ理解しているかが重要だと考えるようになりました。貴社の商品は、日常生活の中で使いやすさや品質へのこだわりが感じられ、多くの人の暮らしを支えている点に惹かれています。入社後は、消費者の声を丁寧に捉え、営業や企画の立場からより多くの人に価値を届けられるよう貢献したいです。

志望動機で差がつく企業研究

志望動機では、企業ホームページを読んだだけの情報では差がつきにくいです。次の情報を組み合わせると、説得力が増します。

  • 事業内容
  • 商品・サービスの特徴
  • 採用ページの求める人物像
  • 社員インタビュー
  • 説明会で聞いた内容
  • 競合企業との違い
  • 自分の経験との接点

特に「競合ではなく、なぜこの企業なのか」を説明できると、志望動機の納得感が高まります。

エントリーシート-例文-志望動機-企業研究-差がつく

ガクチカの書き方と例文

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。ESや面接で頻出する設問で、志望動機と並んで重視されることも多い項目です。

ガクチカでは、結果だけでなくプロセスが見られます。外資就活ドットコムの記事でも、研究活動をガクチカにする際には、経験を構造化し、志望先に合わせた訴求や再現性を意識することが重要だと整理されていました。

ガクチカを書くときは、次の要素を整理しましょう。

  1. 何に取り組んだか
  2. どのような状況だったか
  3. どんな課題があったか
  4. なぜ取り組もうと思ったか
  5. どのような行動をしたか
  6. どんな成果が出たか
  7. 何を学んだか
  8. 仕事でどう活かせるか

ガクチカ例文:アルバイト

私が学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトで新人教育の改善に取り組んだことです。私の店舗では、新人スタッフが業務を覚えるまでに時間がかかり、忙しい時間帯にミスが増えることが課題でした。私は、自分が新人だった頃に不安だった点を振り返り、業務手順をまとめたチェックリストを作成しました。また、教える担当者によって説明内容が変わらないよう、接客・レジ・ドリンク作成の流れを段階別に整理しました。その結果、新人が質問しやすくなり、独り立ちまでの期間を短縮できました。この経験から、相手の立場に立って仕組みを整えることの大切さを学びました。

ガクチカ例文:ゼミ・研究

私が力を入れたことは、ゼミでの共同研究です。地域商店街の集客施策について調査する中で、当初はアンケート回答数が少なく、十分な分析ができない状況でした。私は、質問項目が長く回答者の負担になっている点に課題があると考え、設問数を絞り、回答しやすい形式に修正することを提案しました。また、商店街のイベント日に合わせて調査を行うことで、より多くの来訪者に協力してもらえるようにしました。その結果、分析に必要な回答数を集めることができ、発表では具体的な改善提案まで行えました。この経験から、課題の原因を見極め、行動を修正する力を身につけました。

ガクチカ例文:サークル

私が学生時代に力を入れたことは、ダンスサークルの新歓活動です。例年、入会者の多くが途中で参加しなくなることが課題でした。私は、入会前と入会後のイメージに差があることが原因ではないかと考え、練習の雰囲気や年間活動を事前に伝える説明会を企画しました。また、初心者向けの体験会を複数回実施し、入会後に不安を感じにくい環境づくりを進めました。その結果、入会後も継続して参加するメンバーが増え、イベント運営も安定しました。この経験から、相手の不安を先回りして解消することの重要性を学びました。

専門的な内容はわかりやすく言い換える

研究や専門分野をガクチカにする場合、専門用語を多用すると読み手に伝わりにくくなります。採用担当者がその分野に詳しいとは限らないため、厳密さよりもわかりやすさを優先しましょう。

たとえば、「機械学習モデルの精度改善に取り組んだ」と書く場合でも、「大量のデータから傾向を予測する研究で、より正確な結果を出すために分析方法を見直した」と言い換えると、専門外の人にも伝わりやすくなります。

趣味・特技の書き方と例文

趣味・特技欄は、軽く見られがちですが、企業が人柄や継続力を知るきっかけになる項目です。参考記事でも、趣味・特技は「好きなことへの取り組み方」「性格や人間性」「入社後に期待できる貢献」を見る材料として紹介されていました。

趣味・特技を書くときは、単に「読書」「料理」「ランニング」と書くだけではなく、取り組み方や得たことまで書くと印象に残りやすくなります。

趣味・特技例文:読書

私の趣味は読書です。特にビジネス書やノンフィクションを読むことが多く、気になった考え方はノートにまとめ、ゼミやアルバイトでの行動に活かすようにしています。読書を通じて、物事を一つの視点だけでなく複数の角度から考える習慣が身につきました。

趣味・特技例文:ランニング

私の趣味はランニングです。大学入学後から週3回のペースで続けており、体力づくりだけでなく、目標を決めて継続する習慣にもつながっています。忙しい時期でも短い距離を走るなど、無理なく続ける工夫をしています。

趣味・特技例文:料理

私の趣味は料理です。限られた予算と時間の中で栄養バランスを考えながら献立を組み立てることを意識しています。段取りを考えて効率よく進める力が身につき、アルバイトでも複数の作業を優先順位をつけて進める際に役立っています。

趣味・特技がない場合の考え方

「趣味・特技がありません」と書くのは避けた方がよいでしょう。特別な実績がなくても、日常的に続けていることや、人からよく頼まれることを言語化すれば、趣味・特技として書ける場合があります。

たとえば、次のようなものも書き方次第でアピール材料になります。

  • 整理整頓が得意
  • 人の相談に乗ることが多い
  • 予定を管理するのが得意
  • 節約を続けている
  • タイピングが速い
  • 早起きが習慣になっている
  • 旅行の計画を立てるのが好き

大切なのは、珍しい趣味を選ぶことではなく、自分らしさや取り組み方が伝わるように書くことです。

エントリーシート-例文-趣味特技がない場合-書き方

長所・短所の書き方と例文

長所・短所は、自己理解の深さを確認する設問です。長所では強みを仕事にどう活かせるか、短所では課題を認識し改善しようとしているかが見られます。

長所例文:責任感

私の長所は、任された役割を最後までやり切る責任感です。ゼミの発表準備では、資料作成の担当として全体の構成を整理し、メンバーが作業しやすいように期限と担当範囲を明確にしました。途中で進捗が遅れた際も、追加で調整時間を設け、発表当日までに全員が納得できる内容に仕上げました。この責任感を活かし、入社後も周囲と連携しながら成果にこだわって取り組みたいです。

短所例文:慎重すぎる

私の短所は、慎重になりすぎて判断に時間がかかることです。以前は、レポート作成でも細かい表現が気になり、提出直前まで修正を続けてしまうことがありました。現在は、作業前に完成基準と時間配分を決め、一定の段階で周囲に確認してもらうようにしています。その結果、必要以上に悩み続けることが減り、効率よく進められるようになりました。

短所を書くときは、単なる欠点で終わらせないことが重要です。「短所があります」ではなく、「自覚しており、改善のために行動しています」と伝えることで、成長意欲を示せます。

業界・職種別に使えるエントリーシート例文

同じ経験でも、志望する業界や職種によってアピールすべきポイントは変わります。外資就活ドットコムの記事でも、同じ研究経験であっても、コンサルやデータサイエンティストでは課題解決力、商社では周囲を巻き込む力を強調するなど、志望先に合わせた訴求が重要だと説明されていました。

ここでは、業界・職種別に意識したいポイントと例文を紹介します。

営業職向け例文

私の強みは、相手の状況を理解し、信頼関係を築く力です。アパレル店のアルバイトでは、お客様にすぐ商品を提案するのではなく、利用シーンや好みを丁寧に聞くことを意識しました。その結果、会話の中から本当に求めている商品を提案でき、再来店時に指名していただくこともありました。入社後も、相手の課題や要望を正確に捉え、長期的に信頼される営業を目指したいです。

企画職向け例文

私の強みは、相手のニーズをもとにアイデアを形にする力です。大学祭の実行委員では、来場者アンケートで「休憩場所が少ない」という声が多いことに気づきました。そこで、空き教室を活用した休憩スペースの設置を提案し、案内表示や利用ルールも整えました。その結果、来場者から過ごしやすかったという声をいただきました。入社後も、利用者の声を起点に価値ある企画を生み出したいです。

エンジニア職向け例文

私の強みは、わからないことを自分で調べ、粘り強く解決する力です。大学の授業でWebアプリ制作に取り組んだ際、データの保存処理がうまく動かず苦戦しました。私はエラー内容を分解し、公式ドキュメントや技術記事を確認しながら原因を一つずつ検証しました。その結果、処理の流れを理解して修正でき、チーム開発でも問題解決の進め方を共有できました。入社後も、新しい技術を学び続けながら実務に貢献したいです。

事務・管理部門向け例文

私の強みは、正確に物事を進める力です。サークルの会計担当として、活動費の管理や領収書の確認を行いました。金額の入力ミスを防ぐため、記録後に必ず別の資料と照合し、月ごとに収支をメンバーへ共有しました。その結果、会計状況が見えるようになり、イベント準備も計画的に進められました。入社後も、正確性と丁寧な確認を大切にし、組織を支える業務に貢献したいです。

ESで一般に意識したい5つのポイント

エントリーシートには、読み手に内容を伝えやすくするために意識したいポイントがあります。例文を参考にしながら、以下を確認しましょう。

1. 結論が最初にある

採用担当者は多くのESを読みます。最初に結論がない文章は、何を伝えたいのかがわかりにくくなります。

悪い例: 「私は大学時代、飲食店でアルバイトをしていました。そこでは多くのお客様が来店し、忙しい時間帯もありました。」

良い例: 「私の強みは、課題を見つけて改善に向けて行動できることです。」

最初に結論を書くことで、その後のエピソードが読みやすくなります。

2. 行動が具体的である

「頑張りました」「努力しました」だけでは、読み手に伝わりません。何を、どのように、どれくらい行ったのかを具体化しましょう。

たとえば、「売上向上に貢献しました」よりも、「接客時に用途を聞く声かけを徹底し、購入につながりやすい提案を行いました」の方が行動が伝わります。

3. 数字や変化が入っている

成果は必ずしも大きな数字である必要はありませんが、数字や変化があると状況をイメージしやすくなります。

  • 週3回継続した
  • 10人のメンバーをまとめた
  • 3か月で改善した
  • 回答数を増やした
  • ミスを減らした
  • 参加率が上がった

数字が出せない場合は、「以前は〇〇だったが、現在は〇〇になった」と変化を示すだけでも伝わりやすくなります。

4. 企業の求める人物像とつながっている

どれだけ良いエピソードでも、志望企業との接点が弱いと伝わりにくくなります。企業研究を行い、求める人物像や職種に必要な力と自分の経験をつなげましょう。

たとえば、チームワークを重視する企業なら、個人の成果だけでなく、周囲とどのように協力したかを伝えるとよいでしょう。課題解決を重視する職種なら、問題をどう特定し、どのような打ち手を選んだかを詳しく書くと、経験の再現性を示しやすくなります。

5. 面接で深掘りされても答えられる

ESは提出して終わりではありません。面接では、ESに書いた内容をもとに質問されることが多くあります。

特にガクチカでは、次のような質問に答えられるよう準備しておきましょう。

  • なぜその取り組みを始めたのか
  • 最も大変だったことは何か
  • なぜその方法を選んだのか
  • 周囲とどのように関わったのか
  • その経験から何を学んだのか
  • 入社後にどう活かしたいのか

ESに書く内容は、面接で話せる経験に絞ることが大切です。

エントリーシート-例文-面接で深掘り-質問対策

エントリーシートのNG例と改善ポイント

ここでは、よくあるNG例と改善の考え方を紹介します。

NG例1:抽象的すぎる自己PR

NG例: 私の強みはコミュニケーション力です。私は誰とでも話すことができ、周囲からも明るいと言われます。この強みを活かして貴社でも頑張りたいです。

この例では、コミュニケーション力がどのような場面で発揮されたのかがわかりません。また、「頑張りたい」だけでは入社後の活躍イメージが伝わりにくいです。

改善例: 私の強みは、相手の考えを引き出しながら信頼関係を築く力です。ゼミのグループ発表では、意見が出にくいメンバーにも個別に話を聞き、全員の考えを整理して発表内容に反映しました。その結果、メンバー全員が納得して準備を進めることができました。入社後も、相手の立場を理解しながら周囲と連携し、成果につなげたいです。

NG例2:企業理解が浅い志望動機

NG例: 貴社は業界トップクラスの企業であり、社会に大きな影響を与えている点に魅力を感じました。私も貴社の一員として成長し、社会に貢献したいです。

この文章は、他の大手企業にも当てはまります。志望企業ならではの理由がないため、志望度が伝わりにくくなります。

改善例: 貴社を志望する理由は、〇〇領域で顧客の課題に合わせた提案を行っている点に魅力を感じたからです。私はゼミで中小企業の業務改善について調査し、現場ごとに課題が異なることを学びました。貴社の社員インタビューで、顧客の業務理解を重視している姿勢を知り、自分も相手に深く向き合う提案に携わりたいと考えました。

NG例3:趣味・特技でリスクのある内容を書く

趣味・特技では、ギャンブルやコンプライアンス上の懸念を持たれやすい内容は避けた方が無難です。また、あまりに専門的で相手に伝わらない内容は、面接で話が広がりにくい場合があります。

ただし、ゲームや動画制作、SNS運用なども、志望業界や伝え方によってはアピール材料になることがあります。たとえばゲーム業界やIT職種であれば、単なる趣味ではなく、分析力・継続力・改善力として説明できる場合があります。

重要なのは、内容そのものよりも、採用担当者がどう受け取り、仕事との接点をイメージできるかです。

ES提出前に確認したいチェックリスト

エントリーシートは、書いた直後に提出するのではなく、必ず見直しましょう。文章の内容だけでなく、誤字脱字や設問への回答ズレも確認が必要です。

提出前のチェックリストは次の通りです。

  • 設問に正面から答えているか
  • 結論が最初に書かれているか
  • 具体的な行動が入っているか
  • 自分ならではの経験になっているか
  • 企業や職種との接点があるか
  • 抽象的な言葉だけで終わっていないか
  • 文字数指定を守っているか
  • 誤字脱字がないか
  • 主語と述語が対応しているか
  • 面接で深掘りされても答えられるか
  • 他社名や別業界向けの表現が残っていないか
  • 提出期限に余裕を持っているか

特に注意したいのが、複数企業へ応募する際の使い回しです。自己PRやガクチカの土台は共通でも構いませんが、志望動機や最後の活かし方は企業ごとに調整しましょう。

また、企業によってはES提出後にWebテストや適性検査が課されることもあります。IMAGESやTG-WEBなど、選考で使われる適性検査には形式や科目が異なるものがありますが、本記事の主題はES例文です。Webテストについては選考案内を確認し、必要に応じて別途対策を進めましょう。

エントリーシート-例文-提出前チェックリスト-見直し

例文を自分らしいESに変える方法

例文は、書き方の型を学ぶためには役立ちます。しかし、そのまま使うと、他の学生と似た内容になったり、面接で深掘りされたときに答えられなかったりするリスクがあります。

例文を自分のESに変えるには、次の手順で考えましょう。

1. 例文の構造を分解する

まず、例文を丸ごと真似するのではなく、構造に分けて見ます。

  • 結論:どんな強みを伝えているか
  • 状況:どんな場面の話か
  • 課題:何に困っていたか
  • 行動:本人は何をしたか
  • 成果:どう変わったか
  • 学び:何を得たか
  • 接続:仕事にどう活かすか

構造を理解すると、自分の経験に置き換えやすくなります。

2. 自分の経験を書き出す

参考記事では、趣味・特技を考える際に候補を最低5個以上リストアップする方法が紹介されていました。これは趣味・特技欄に関する方法ですが、自己PRやガクチカを考えるときにも、複数の経験を書き出して比較する作業は役立ちます。

たとえば、次のように書き出してみましょう。

  • アルバイトで新人教育をした
  • ゼミ発表で資料作成を担当した
  • サークルでイベント運営をした
  • 資格取得の勉強を続けた
  • 授業でチーム課題に取り組んだ
  • 長期インターンでSNS運用をした
  • 部活動で後輩指導をした

最初から立派な経験を選ぼうとしなくても大丈夫です。大切なのは、その経験の中で自分が何を考え、どう行動したかです。

3. 志望企業に合わせて強調点を変える

同じ経験でも、企業や職種によって見せ方を変えましょう。

たとえば、カフェのアルバイト経験でも、次のように切り口を変えられます。

志望職種強調するポイント
営業職お客様のニーズを聞き出した経験
企画職店舗課題を見つけ改善した経験
事務職正確なレジ管理や在庫確認
人事職新人教育やスタッフ間の調整
IT職業務フローを整理し効率化した経験

このように、経験そのものを変えなくても、アピールする能力を変えることで志望先に合ったESになります。

エントリーシート作成の進め方

エントリーシートは、締切直前に一気に書くと質が下がりやすくなります。できれば、企業に提出する前に自己分析と企業研究を進め、土台となる文章を準備しておきましょう。

おすすめの進め方は次の通りです。

  1. 頻出設問の回答を先に作る
  2. 自己分析でエピソードを整理する
  3. 企業研究で求める人物像を確認する
  4. 企業ごとに文章を調整する
  5. 第三者に読んでもらう
  6. 提出前に最終チェックをする

まずは共通パーツを作る

すべての企業に対してゼロからESを書くのは大変です。最初に、自己PR・ガクチカ・長所短所などの共通パーツを作っておくと効率的です。

ただし、共通パーツをそのまま提出するのではなく、企業ごとに最後の一文や強調点を変えましょう。特に志望動機は、企業ごとの違いが出る部分なので、使い回しに注意が必要です。

添削は早めに受ける

ESは、自分では伝わっているつもりでも、初めて読む人にはわかりにくいことがあります。大学のキャリアセンター、先輩、就活エージェント、OB・OGなどに読んでもらうと、客観的な改善点が見つかります。

添削を受けるときは、「なんとなく見てください」ではなく、次のように依頼すると具体的なフィードバックを得やすくなります。

  • 結論が伝わるか見てほしい
  • 志望動機に説得力があるか確認してほしい
  • ガクチカの行動が具体的か見てほしい
  • 文字数内で削るべき部分を教えてほしい

エントリーシート-例文-添削-早めに受ける-進め方

よくある質問(FAQ)

Q1. エントリーシートの例文はそのまま使ってもいいですか?

そのまま使うのは避けましょう。例文は構成や表現の参考にはなりますが、自分の経験に基づいていない文章は面接で深掘りされたときに答えにくくなります。例文は、結論の置き方、行動の具体化、入社後の接続方法を学ぶために使うのがおすすめです。

Q2. ガクチカに書けるような大きな実績がありません。どうすればいいですか?

大きな実績がなくても問題ありません。企業が見ているのは、実績の派手さだけではなく、課題に対してどう考え、どう行動したかです。アルバイト、ゼミ、サークル、授業、資格勉強、日常的な取り組みでも、行動や学びを具体化できればガクチカになります。

Q3. 趣味・特技が思いつかない場合は空欄でもいいですか?

空欄や「特にありません」は避けた方がよいでしょう。趣味・特技は、人柄や継続力を伝えるきっかけになります。特別な実績がなくても、読書、料理、運動、整理整頓、節約、早起き、予定管理など、日常の習慣を言語化すれば書ける場合があります。

Q4. ESの文字数は指定ぴったりにするべきですか?

必ずぴったりにする必要はありません。ただし、指定文字数に対して極端に短いと、説明不足に見える場合があります。まずは設問に答えるために必要な要素を入れ、不要な前置きや重複表現を削って調整しましょう。文字数を埋めるためだけに、関係の薄い説明を増やすのは避けてください。

Q5. ES提出後は何を準備すればいいですか?

提出したESを見返し、面接で深掘りされそうな質問に答えられるよう準備しましょう。また、企業によってはES提出後にWebテストや適性検査が実施されます。選考案内を確認し、必要な対策を早めに進めておくことが大切です。

まとめ

エントリーシートは、例文を丸写しして完成させるものではなく、自分の経験を企業に伝わる形へ整理するための書類です。自己PR、志望動機、ガクチカ、趣味・特技など、それぞれの設問には企業が知りたい意図があります。

読み手に伝わるESを作るためには、結論を先に書き、具体的な行動と成果を示し、必要に応じて入社後の活かし方へつなげることが大切です。実績の大きさに自信がなくても、課題に向き合ったプロセスや工夫を丁寧に言語化すれば、あなたらしさは十分に伝わります。

まずはこの記事の例文を参考に、自分の経験を書き出してみましょう。そのうえで、志望企業の求める人物像に合わせて強調点を調整すれば、説得力のあるエントリーシートに近づきます。ESは面接や適性検査にもつながる選考の入口です。早めに準備を始め、提出前には必ず見直しと添削を行いましょう。

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株式会社ガクシーのガクシーインターン編集部です。インターンや就活に関わる情報を発信しています。

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