就活でTOEICは何点から評価される?履歴書の書き方から注意点まで解説
「就活でTOEICは本当に必要?」「何点から履歴書に書いていい?」「今から勉強して間に合う?」と悩んでいる学生は多いのではないでしょうか。
TOEICは、就活の合否をそれだけで決める資格ではありません。しかし、英語力を客観的に示せる指標として、ES・履歴書・面接でプラス材料になることがあります。特に、商社、メーカー、金融、外資系、海外事業に関わる企業を志望する場合は、早めにスコアの扱い方を知っておくと安心です。
この記事では、就活におけるTOEICの位置づけ、目標スコアの目安、履歴書への書き方、短期間でスコアを伸ばす勉強法、注意点までまとめて解説します。
目次
就活でTOEICはどれくらい重要?
就活におけるTOEICは、「持っていれば必ず内定に近づく資格」というより、英語力や努力量を補足する材料です。
企業が新卒採用で見るのは、学歴、経験、志望動機、ガクチカ、面接での受け答え、企業との相性など多岐にわたります。そのため、TOEICの点数が高いだけで内定が決まるわけではありません。
一方で、TOEICのスコアがあると次のような場面で役立ちます。
- 英語力を客観的に示せる
- 海外事業やグローバル職種への関心を伝えやすい
- 学習を継続した努力の証明になる
- 同じ評価の学生と比較されたときの補足材料になる
- 入社後の配属・研修・昇格で役立つ可能性がある
参考記事でも、TOEICは「合否の絶対条件」ではないものの、選考での安心材料や比較優位として使えるという論点が複数見られます。つまり、就活 TOEIC対策では「点数を取ること」と同じくらい、「その点数をどう見せるか」が大切です。
TOEICの基本|就活でよく使われるのはL&R
TOEICにはいくつかの種類がありますが、就活で最もよく使われるのは、一般的に「TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)」です。
TOEIC L&Rは、リスニングとリーディングの力を測るテストで、満点は990点です。試験はリスニング約45分、リーディング75分、合計約2時間で行われ、問題数は200問です。
一方、スピーキングとライティングを測る「TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)」もあります。英語での発話や文章作成が求められる職種では評価されることがありますが、新卒採用の履歴書ではL&Rのスコアが中心になるケースが多いでしょう。
就活で記載する場合は、単に「TOEIC 700点」と書くのではなく、どの試験のスコアなのかがわかるように正式名称で書くのが基本です。

就活で評価されやすいTOEICスコアの目安
TOEICの目標点は、志望業界や職種によって変わります。参考記事では、650点、700点、750点、800点以上、外資系などで800〜900点程度といった複数の目安が紹介されています。ただし、これらは企業横断で絶対的に決まった基準ではありません。
参考記事で確認できる目安を整理すると、次のようになります。
| 参考記事で示されている目安 | 就活での考え方 |
|---|---|
| 650点以上 | 履歴書に書ける目安として紹介されている記事がある |
| 700点以上 | 英語を使う職種や履歴書でのアピール目安として紹介されている |
| 750点以上 | 大企業などでアピールしやすい目安として紹介されている |
| 800点以上 | 外資系・商社・海外事業関連を志望する場合の目安として紹介されている |
| 800〜900点程度 | 外資系や英語使用企業で求められることがある水準として言及されている |
編集部としての一般的な考え方では、英語力を強く押し出したい場合は700点以上、グローバル職種や外資系企業を志望する場合は800点以上を一つの目標にすると、選考で説明しやすくなります。
ただし、600点台のスコアでも、英語を日常的に使わない職種では補足材料になることがあります。点数だけで判断せず、志望企業の募集要項や職種で求められる英語力を確認しましょう。
企業・職種別に考える目標スコア
TOEICの目標点は、「みんなが何点を取っているか」ではなく、「自分の志望先で英語がどの程度必要か」から逆算しましょう。
たとえば、次のように考えると目標設定がしやすくなります。
| 志望先・職種 | 目標スコアの考え方 |
|---|---|
| 一般的な日系企業・英語使用が少ない職種 | スコアは補足材料として考える |
| メーカー・商社・金融など海外取引がある企業 | 700点以上を目標にすると説明しやすい |
| 外資系企業・グローバル職種 | 800点以上を目標にしたい |
| 国際部門・海外営業・留学経験を強みにする場合 | スコアに加えて会話・実務経験も伝える |
| 研究職・技術職 | 英語論文や海外資料を読む力とセットで伝える |
注意したいのは、企業ごとに基準が変わる点です。募集要項に「TOEIC〇点以上推奨」「入社までに〇点以上」などの記載がある場合は、その企業の最新情報を確認してください。過去の記事や口コミにある企業別スコアは、採用年度によって変わる可能性があります。
TOEICは履歴書・ESにどう書く?
TOEICスコアは、履歴書では「免許・資格欄」に記載するのが一般的です。書く内容は、受験年月、正式な試験名、スコアの3点です。
記載例は次の通りです。
- 2026年3月 TOEIC Listening & Reading Test 750点取得
- 2026年4月 TOEIC Speaking & Writing Tests 310/400点取得
ESの資格欄でも基本は同じです。企業側が入力フォームを用意している場合は、指定された項目に沿って入力しましょう。
古いスコアを書く場合は注意が必要です。TOEICスコア自体に「履歴書に書けなくなる有効期限」があるわけではないとされていますが、企業側は現在の英語力を知りたいと考えます。そのため、できれば直近2年程度のスコアを使うと安心です。
また、スコア証明を求められる可能性もあるため、点数を盛るのは避けましょう。虚偽の記載は、発覚した場合に信頼を大きく損ないます。

TOEICスコアだけでなく「何ができるか」も伝える
TOEICで高得点を取っても、それだけで「仕事で英語が使える」と判断されるわけではありません。参考記事でも、スコアだけではなく、英語で何ができるかを伝える重要性が指摘されています。
たとえば、面接では次のように言い換えると実務イメージが伝わりやすくなります。
| スコアだけの伝え方 | 実務につながる伝え方 |
|---|---|
| TOEICは780点です | 英文資料を読むことに抵抗がなく、ゼミでは海外論文を使って発表しました |
| TOEICの勉強をしました | 毎日30分の学習を半年続け、模試で課題を分析しながら点数を伸ばしました |
| 英語が得意です | 海外顧客とのメール対応や資料読解にも挑戦したいと考えています |
特に新卒採用では、完成された英語力だけでなく、「目標を決めて継続できるか」「学んだことを仕事に結びつけて考えられるか」も見られます。
スコアがまだ高くない場合でも、学習計画や改善した過程を語れるなら、ガクチカや自己PRの材料になります。
就活に間に合わせるTOEIC受験スケジュール
TOEICを就活で使いたいなら、受験時期は早めに逆算しましょう。ES提出や履歴書提出の直前に受験しても、結果が間に合わない可能性があります。
参考記事では、TOEICの結果が出るまでに約1か月かかるため、就活で履歴書に書きたい場合は就活開始の1か月前までに受験しておくという注意点が紹介されています。
編集部としては、次のように考えるのがおすすめです。
- まず1回受験し、現在のスコアと苦手パートを把握する
- 志望企業の募集要項で、TOEICの推奨点や提出条件があるか確認する
- ES提出や履歴書提出の時期から逆算し、結果が間に合う受験日を選ぶ
- 本番前は公式問題集や模試で、時間配分に慣れておく
- スコアを使った自己PRや面接回答もあわせて準備する
すでに就活が始まっている人も、遅すぎるとは限りません。インターン、本選考、追加募集、内定後課題など、TOEICが使える場面は複数あります。まずは1回受験して、自分の現在地を知ることが大切です。
短期間でスコアを伸ばす勉強法
TOEICは、英語力に加えて「試験形式への慣れ」が点数に大きく影響します。参考記事でも、模試反復、公式問題集、時間配分の練習、単語・文法の基礎固めが共通して重視されています。
1. まず公式問題集で現在地を知る
最初にやるべきことは、公式問題集や模試を1回分解いてみることです。点数だけでなく、どのパートで失点しているかを確認しましょう。
- Part 1〜4で聞き取れないのか
- Part 5の文法で迷うのか
- Part 7の長文が読み切れないのか
- 時間切れで未回答が多いのか
課題が見えれば、勉強の優先順位を決めやすくなります。
2. 単語と文法は毎日少しずつ進める
TOEICはビジネス寄りの語彙が多く出ます。大学受験の英語とは出題される単語の雰囲気が違うため、TOEIC向けの単語帳を使うと効率的です。
文法はPart 5で直接問われるだけでなく、長文読解のスピードにも関わります。1冊を何度も回し、間違えた問題を重点的に復習しましょう。
3. リスニングは速度に慣れる
リスニングが苦手な人は、まず通常速度で内容を理解し、その後に少し速い音声で聞く練習を取り入れる方法があります。参考記事では1.2倍速〜1.5倍速の練習例も紹介されていますが、個人の得意不得意によって合う方法は変わります。
大切なのは、毎日英語の音に触れることです。通学時間や移動時間を使って、短時間でも継続しましょう。
4. 模試は最低3回を目安に解く
TOEICは時間との勝負です。ワンキャリアの記事でも、模試を複数回解いて自分に合う時間配分をつかむ重要性が語られています。
本番前には、少なくとも3回程度は時間を測って通しで解いてみましょう。解いた後は、点数よりも「なぜ間違えたか」「どこで時間を使いすぎたか」を確認することが重要です。

本番で失敗しない時間配分の考え方
TOEIC本番では、すべての問題を完璧に解こうとすると時間が足りなくなることがあります。特にリーディングは75分で100問を解くため、立ち止まりすぎない判断が必要です。
参考記事で確認できる時間配分の考え方には、次のようなものがあります。
- わからない問題に長時間かけすぎない
- 模試を複数回解き、自分に合う時間配分をつかむ
- 長文は1題あたりの目安時間を決め、必要に応じて見切る
- 全問完答にこだわりすぎず、解いた問題の正答率を意識する
- 最後までマークを空欄にしない
参考記事の中には「解いた問題の正答率を優先する」考え方と、「時間内に全体を解き切る」考え方の両方があります。どちらが合うかは、現在のスコアや得意不得意によって変わります。
そのため、本番前の模試では、単に点数を見るだけでなく「自分はどの問題で時間を使いすぎるのか」「どのパートなら確実に得点しやすいのか」を確認しておきましょう。
TOEICを自己PR・ガクチカに活かす方法
TOEICは、資格欄だけで終わらせるのではなく、自己PRやガクチカにも活用できます。特に、スコアアップの過程には「目標設定」「継続力」「課題分析」「改善行動」が含まれます。
たとえば、次のような構成で話すと伝わりやすくなります。
- なぜTOEICに取り組んだのか
- 最初のスコアや課題は何だったのか
- どのような学習計画を立てたのか
- どんな工夫をしたのか
- 結果として何点になり、何を学んだのか
例文としては、次のようにまとめられます。
海外事業に関わる仕事に興味を持ち、英語力を客観的に示すためTOEICに取り組みました。最初は長文を読み切れないことが課題だったため、毎日30分の単語学習と週1回の模試復習を継続しました。その結果、半年でスコアを650点から780点まで伸ばすことができました。この経験から、目標から逆算して行動を続ける力を身につけました。
スコアだけでなく、取り組み方まで伝えることで、就活での説得力が増します。
TOEIC対策で注意したいこと
TOEIC対策では、やみくもに勉強するよりも、就活での使い方を意識することが大切です。
まず、志望企業の募集要項を確認しましょう。企業によっては、TOEICスコアを応募条件、推奨条件、入社後の目標として設定している場合があります。条件がある企業では、目標点を明確にして準備する必要があります。
次に、古い情報をそのまま信じすぎないことも重要です。参考記事には企業別の点数例が掲載されていますが、採用基準は年度や職種によって変わります。必ず最新の採用ページで確認しましょう。
また、低いスコアを無理に強みとして見せる必要はありません。英語を使わない職種であれば、他の経験やスキルを優先してアピールした方がよい場合もあります。TOEICはあくまで就活材料の一つとして考えましょう。

よくある質問(FAQ)
Q1. TOEICは何点から履歴書に書いていいですか?
明確なルールはありません。参考記事では、650点以上、700点以上など複数の目安が示されています。英語を使う職種では700点以上、外資系やグローバル職種では800点以上を一つの目標にすると、アピールしやすくなるでしょう。
Q2. 600点台のTOEICスコアは書かない方がいいですか?
志望先によります。英語力を強く求める企業ではアピールとして弱い場合がありますが、英語を主に使わない職種なら、基礎力や学習姿勢の補足材料になることもあります。書く場合は、学習継続中であることや目標点も合わせて伝えるとよいでしょう。
Q3. TOEICのスコアに有効期限はありますか?
TOEICスコアそのものに、履歴書へ記載できなくなる明確な有効期限があるわけではありません。ただし、企業は現在の英語力を見たいと考えるため、できれば直近2年程度のスコアを使うのが望ましいです。
Q4. IPテストのスコアは就活で使えますか?
企業によって扱いが異なります。大学などで受けるIPテストのスコアを認める企業もありますが、公開テストのスコアを求める企業もあります。応募先の指定がある場合は、その条件に従いましょう。
Q5. TOEICが高ければ英語面接は安心ですか?
TOEIC L&Rは聞く力と読む力を測る試験です。英語面接や英会話では、話す力も必要になります。英語を使う職種を志望する場合は、スコア対策に加えて自己紹介、志望動機、学生時代の経験を英語で話す練習もしておきましょう。
まとめ
就活におけるTOEICは、内定を決める絶対条件ではありません。しかし、英語力を客観的に示し、学習を継続した姿勢を伝えるうえで有効な材料になります。
目標スコアは、志望業界や職種によって変わります。参考記事では650点、700点、750点、800点以上など複数の目安が示されているため、特定の点数だけを絶対基準とせず、志望企業で求められる英語力から逆算しましょう。
履歴書には、受験年月、正式な試験名、スコアを正確に記載します。スコアを盛るのではなく、「なぜ取り組んだか」「どのように伸ばしたか」「仕事でどう活かしたいか」まで伝えることが大切です。
TOEIC対策は、単語・文法・リスニング・模試をバランスよく進めるのが基本です。就活で使う場合は、結果が出るまでの期間も考え、履歴書やES提出に間に合うよう早めに受験日を決めておきましょう。
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株式会社ガクシーのガクシーインターン編集部です。インターンや就活に関わる情報を発信しています。
